"兵を用うるに言えること有り、吾れ敢えて主と為らずして客と為り、敢えて寸を進まずして尺を退く、と。 是れを行く無きに行き、*(うで)無きに攘(はら)い、兵無きに執り、敵無きに*(つ)くと謂う。 禍は敵を軽んずるより大は莫(な)く、敵を軽んずれば幾(ほとん)ど吾が宝を喪(うしな)わん。 故に兵を抗(あ)げて相い加うるに、哀しむ者克つ。"