Japanese
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"学を絶てば憂い無し。唯と阿と、相い去ること幾何(いくばく)ぞ。 善と悪と、相い去ること何若(いかん)。人の畏(おそ)るる所は、畏れざるべからず。 荒として其れ未だ央(つ)きざる哉(かな)。 衆人は熈熈(きき)として、太牢を享(う)くるが如く、春、台に登るが如し。 我れ独り泊として其れ未だ兆(きざ)さず、嬰児の未だ孩(わら)わざるが如し。 **(るいるい)として帰する所無きが若し。 衆人は皆な余り有りて我れ独り*(とぼ)しきが若し。我れは愚人の心なる哉、沌沌(とんとん)たり。 俗人は昭昭(しょうしょう)たるも、我れ独り昏昏(こんこん)たり。 俗人は察察(さつさつ)たるも、我れ独り悶悶(もんもん)たり。 澹(たん)として其れ海の若く、*(りゅう)として止まる無きが若し。 衆人は皆な以(もち)うる有りて、我れ独り頑にして鄙(ひ)に似る。 我れ独り人に異なりて食母(しょくぼ)を貴ぶ。"
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Lao TzuBook
老子道徳経
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